食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
栄養と心の相談

白菜の新芽 〜冷蔵庫の中の息吹

5月、夏野菜の植え付けが進む時期です。

田植えも進む。

私が大好きな白菜の季節は終わりました。スーパーに並んでいても、ほとんど買うことがありません。味が違うからです。

白菜は冬が旬。これからのシーズンの白菜は、冬と比べると煮ても柔らかくならず、豚肉との相性も冬ほどよくありません。甘味も薄いです。

そんなわけで、私は季節最後の白菜を大事に食べています。

有機無農薬から届く旬の野菜。外側から1枚ずつ大事に食べていたら芽が出てきました。

まるで芽キャベツ。

この姿、私は見慣れたものですが、毎年、その生命力に感動してます。

野菜は、淡色野菜。緑黄色野菜のようにカロテンをたくさん含んではいませんが、野菜の女王と呼ばれます。薬膳では、白菜は気を巡らすと言われています。東洋医学では、この『巡る』がキーワード。

身体の部品として栄養をとらえるのではなく、『巡らす』パワーも考慮されているのです。

今回は、味噌汁の具材にしました。

白菜、なめ茸、わかめ、お豆腐。

私は、普段『陰陽調和の重ね煮』というのを皆さんにお伝えしています。陰陽調和の重ね煮の師範です。とても便利な重ね煮ですが、沢山の野菜を揃えなくてはならないのが大変です。お味噌汁だったら5種類以上を重ねてます。

今回は、その重ね煮の応用編。白菜とわかめ、お味噌だけで数分重ね煮してから『だし』を加え、お豆腐、わかめを足しました。これが簡単です。

帰省していた娘も喜んで食べてくれました。

次に白菜が美味しくなるのは11月頃です。あ〜今から楽しみです。その前に夏野菜がやってくるので、それも楽しみ。

野菜が楽しみになると、ささやかながら、いつも楽しいものですね。

ABOUT ME
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九楽佳 Kulaka
PNTトレーナー。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。