食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
未分類

亜麻仁油マヨネーズなら食べても大丈夫?

コマーシャルで、亜麻仁油(オメガ3)のマヨネーズが宣伝されてました。

これだったら、食べても太らないでしょうか?

残念!

油は、亜麻仁油でもサラダ油でもラードでも1gで『9キロカロリー』

これは、糖質1g で4キロカロリー、タンパク質の1gで4キロカロリーの倍以上です。

油は、3大栄養素のひとつで必要なものですが、取り過ぎればカロリーオーバーになります。

痩せるというのは、

食べたカロリーより使ったカロリーが多い!!

という状態のときの変化です。

油で、大切なことは、私たちは毎日の生活の中で『見えない油』を結構、とっていることです。

それは、およそ8割と言われています。

例えば『納豆』。納豆100gで、10gは脂質です。10分の1は『脂質』です。

(脂質が多いですが、タンパク質は100gあたり16.5g含まれるなど、栄養があるのでダイエット食品です)

鶏のささみでも脂質は含まれています。

よって、目にみえる油として1日に摂るとした大さじ1〜2杯です。

それは亜麻仁油(オメガ3)でも、オリーブ油でも同じです。

【もうひとつ問題点】

亜麻仁油はとても繊細な油です。

なぜかというと、ラードのような常温で白い固まった油は『飽和脂肪酸』で、化学物質として安定しています。それに比べて常温で液体の油は、『不飽和脂肪酸』と呼ばれ、水素が欠けている構造をしているので、不安定なんです。

不安定とは化学変化しやすいということです。『酸化』しやすのです。

植物性の油のほとんとは『種』から搾られます。いわば種のジュースです。そのジュースを精製すると、無味無臭のオイルに。また搾ったものに含まれているファイトケミカルなどの成分を残すと、色や香り、味のあるオイルになります。

亜麻仁油のようなオメガ3を沢山含んだオイルは、精製されていても酸化しやすいオイルなので、本来は冷蔵、遮光が基本です。

それを『マヨネーズ』にした製品!!これはびっくりです。酸化しやすいからです。

私は、亜麻仁油、エゴマゆで手作りマヨネーズを作ることはありますが、なるべく早く食べるようにしています。

メーカーさんが、どのように工夫されたか分かりませんが、酸化しやすい亜麻仁油。

身体に良さそうと思って食べすぎないでくださいね。

 

ABOUT ME
アバター画像
くらか Kulaka
腸活料理家。食養生コーチ。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。