食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
栄養と心の相談

それでもイヤホンで聴きますか?〜音は肌からも入る

昭和生まれの私にとって、クラウドからダウンロードされる音楽には信用が置けません。この感覚、わかってもらえますか?

サブスクを解消したら、所有権が消える!(買取り式もあるそうですが)のは、なんとなく耐え難いです。LPジャケット、CDのデザインも魅力でした。ビジュアル的にも楽しかった。

それは横に置いておいて、今回は『大自然に満ちている音と光=生命信号』という壮大なお話、『音』についてです。

音は何で出来ているでしょう?

音は波です。音は空気の振動です。音の振動は波が伝わっていく方向と同じ向き。縦波と言われます。

同じように光も波です。この波は進行方向に対して垂直の波。横波です。

その波は『周波数』で表されます。1秒間に繰り返される波の数でヘルツ(Hz)という単位が一般的です。

音が伝わる速度は、秒速で340メートル。光は約30万キロメートル(地球7周半)に達します。私たちは音を耳(聴覚)で認識します。音の波長の差は『音高』(音階)となって表れます。

音階の違う音が時間の流れにのって届くのが音楽。その音の粒々を、美しいと思ったり、なぜか心が揺すぶられて涙がでるといった体験をしています。

ちなみに、私が大学生になった頃に、CDが発売されました。CDプレーヤーを入学祝いに買ってもらい、初めてのアルバイトのお給金で内田光子さんが演奏したモーツアルトのCDを買いました。

ひとり暮らしのなかで、朝昼夜と音楽を聴いていました。

生活に彩りを添えてくれる『音楽』が、耳だけでなく、肌から入るもの、さらには私たちの体の37兆個とも言われる細胞を揺らすものだと教えてくださったのは京都の杏林予防医学研究所の山田豊文所長でした。

先生が教えてくださったのは、

『聞こえない音』がより大きな影響力を持っている!ということです。

その理由は音域の幅です。私たちの耳で聞こえる音を『可聴音』と言います。それに対して『否可聴音』があり、実は聞こえない音の音域の方が広いのです!可聴音より周波数が高いもの、低いもの、それぞれ聞こえませんが『波』として存在し、私たちの細胞を揺らしているのです。

そして、私たちの全身の細胞に超高周波を聴ける『耳』があるとも考えられます。

私たちに『聞こえない音』が体や脳に与える影響は、すでに研究されています。『聞こえない音』は『聞こえる音』とセットで効果を発揮するのです。

ところが、デジタルにデータ化された音は、私たちに聞こえない音域はカットされているそうです。

残念!

音域をカットされていない音は、『天然の音』。これが、耳と肌から私たちの細胞を揺らすのです。

イヤホンで聴く。それも可聴音のみの音を聴いていること。

音楽体験として、昔とは大違いです。今日が『聞こえない音』の存在まで。

音についての山田先生のご本はこちらです。JALNI(日本幼児いきいき育成協会)は、子たち、お母さんのお腹の中にいる胎児の音体験まで言及するものです。

 

 

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#音楽のない人生
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九楽佳 Kulaka
PNTトレーナー。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。