しっかりお肉を食べなくちゃ!なぜならお肉は貴重なタンパク源だから!と誰もが考えるのではないでしょうか?
ところが妊娠率について、肉を食べると下がってしまうという研究結果が出てきているのです。
赤身肉を食べる量が多いほど、『胚盤胞到達率』(着床する直前の胚の形態)と妊娠率が下がるという報告がブラジルの研究より上がってきました(2015年)。一方で、魚を摂取したほうが『胚盤胞到達率』が増加することがわかったのです。
Braga DP.Reproductive BioMedicine Online,2015,31:30-38
その後、2018年アメリカの研究で1カ月に魚を8回以上食べている人は、1回以内の人に比べて妊娠率が60%アップし、性交回数も22%多いという報告がありました。
Karayaiannis D.Hum Reprod,2018,33:494-502
他にも、さまざまなタンパク質源と体外受精などの生殖補助医療の関係を調べたところ魚の摂取量が関わっていることがわかってきているそうです。
魚の摂取量が多いほど、体外受精の妊娠率がアップしたということです。
もしかしたら、『肉食系』より妊娠については『魚食系』のほうが力強いのかもしれません。
肉は、タンパク質のほか、ホルモンの材料となるコレステロールも摂れます。また鉄分や亜鉛も摂れます。しかし肉ばかりを、タンパク源にするのは『妊娠』にとって得策ではないようです。
週に2回は、お魚を食べる!
身体の必須脂肪酸バランスを整えるにも、それが勧められています。お魚、食べましょう!それも手のひらサイズ、水銀蓄積の心配のない小型魚が『いつものご飯』に適しています。
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