食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
栄養と心の相談

出産後、痩せなくちゃ!と思った時の3つの注意点

人生で痩せなくちゃ!と思ったこと、何回ありますか?

私は、3回くらいです。失敗続きでしたが、産後ダイエットは悩まずに済みました。体重が減らなくて困ったりしませんでした。

失敗していた時は、食べないと元気が出ない、ストレスが治らないより『食べる』方を選んでいました。しかし、産後太りに関しては事前から

『さっさと戻す』を目指していたこと、新生児のお世話で忙しかったこともあり、自分の食事まで手が回りませんでした。順調に体重を落としましたが、今思えば、食べなかったから痩せましたが、優先順位を間違えていました。その後、体調不良になりました。

優先すべきは、『回復』だったんです。

ダイエットといっても、人間を製造したとも言える後ですから、

『栄養状態の回復』が必要です。

健康的に体重を戻すポイント3つです。

①ご飯もしっかり食べ、糖質がしっかり代謝するよう他の栄養も摂る。

②海苔、ごま、キノコ、豆、芋といった脇役の食材をしっかり食べる。

③油はどんどん吸収されるので、質の悪い油は摂らない。

①ご飯と他の栄養

生きていくためのエネルギーを作るためには糖質が必要です。糖質がない場合、タンパク質や脂肪が糖質の代わりになりますが、非効率な方法になります。エネルギーを作るためにゴミが増えたり、化学変化の回数が多くなります。

コツは、糖質が代謝するためのビタミンやミネラルが、すでに揃っている状態であるホールフード(精製されていない状態)で摂ることです。

精製されている白砂糖、白米、白い小麦、餅は栄養として代謝されるための栄養素が、そぎ落とされてしまっているのです。

栄養素は、栄養として働くためには栄養素が『チーム』として揃っていることが必要です!

②海苔、ごま、キノコ、豆、芋などをしっかり食べる

栄養補給には『肉』を食べるべきだと考える人が多いです。しかし、実際には体内の化学変化では、脇役の食材に含まれるビタミンやミネラルが全て揃っていることが重要なのです。

肉や魚には、食物繊維がありません。食物繊維は、私たちの腸にする腸内細菌の餌です。餌がないことには、好ましい腸内環境は得られません。

③質の悪い油は摂らない

肉の油は、リノール酸という体内で炎症を起こす油の割合が高いです。

また腸内環境を悪化させる油でもあります。肉だけでお腹いっぱいになるようなことはしないことが大切です。

魚の油は体の炎症を鎮める、必要な油です。しかし大型魚は水銀の蓄積が心配なので、常用するのには手のひらサイズの小型魚がお勧めです。

またトランス脂肪酸に分類される、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドは極力避けてください。(産後すぐなどには絶対避ける)トランス脂肪酸は20世紀最悪の発明品と言われるもので、2023年で世界の食品から追放されることがWHOによって決められていた物質です。日本では大変ゆるい扱いになっています。

私たちの身体は、食べたもので作られています。

産後の修復の期間は、身体の部品を良いものに取り替える機会でもあります。どうぞ身体が喜ぶものを食べ、過不足ない状態で、栄養バランスも良い『すらりとした身体』を手に入れてください。

兵庫県芦屋市 芦屋三戸岡クリニックでの食養生教室では、栄養の講座と試食の会を開催してます。

⇦『まごわやさしい』を揃えています。

豆、胡麻、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋

 

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ABOUT ME
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九楽佳 Kulaka
PNTトレーナー。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。