食養生コーチ(しょくようじょう)の九楽佳(くらか)です。
中性脂肪、気になりますよね。脂肪は無ければいい!と思いがちですが、
実際には脂肪は体に必要です。
脂肪を『脂質』に言い換えたなら、脂肪もコレステロールも含む言葉になります。
今日は、中性脂肪とコレステロールの区別と、最近研究で明らかになってきた
『超悪玉』コレステロールについてみていきます。
これは、2024年5月に放送されたNHKの『あしたが変わるトリセツショー』の内容の抜粋と補足です。
脂質は、3大栄養素のひとつです。細胞膜やホルモンの材料です。また脂溶性ビタミンの吸収を助け、体温の保持、内臓の保護にも役立っています。髪の毛、目の油膜などにも脂質は必要です。
しかし、脂質過剰はいけません。
特に血管で悪さをします。血管を詰まらせる原因になるのです。
一般に
悪玉コレステロール →LDLコレステロール
善玉コレステロール →HDLコレステロール
として健康診断で数値が測ってもらえます。
子これで、はっきりさせたいのは、
LDLはコレステロールを【配る役目】、HDLは過剰なコレステロールを【回収する役目】を果たしています。
HDLが少ないと、コレステロールが回収が追いつかなくなるのです。
なお、LDLもHDLも『コレステロール』そのものではなく『リポタンパク』と呼ばれるカプセルです。
タンパク質の殻をとなり、中に脂質を入れて体中の細胞に届けるのです。
そのカプセルは、肝臓から出てきて肝臓に戻ります。
LDLたちは、肝臓で次に体内に出かけてゆく準備をしているともいえます。
油のカプセルの製造工場ともいえます。
さて、中性脂肪の何が問題か?
中性脂肪が多いと、LDL,HDLとは別に sdLDLコレステロールと呼ばれる
超悪玉コレステロールが肝臓で合成されてしまうのす。特徴は、小さな分子構造をしていることです。
その小ささゆえに、超悪玉と呼ばれる結果をひき起こします。
小さいので、血管の表面の細胞に滑り込みやすく、血管を細くしてしまうのです。
これは悪玉であるLDLより深刻なんですが、超悪玉の存在や悪さをすることがわかったのは最近であること、
また検査費用が高額なので、一般の健康診断では検査項目に入っていません。
ですが、中性脂肪が高いことで、超悪玉コレステロールの値が高いことが予想されるます。
ですから【中性脂肪値】には大いに注目すべきで、高かったら低くする必要が出てきます。
番組では、
◎朝、亜麻仁油を小さじ1杯!!
を摂ることを勧めていました。
亜麻仁油は、オメガ3系オイルの代表です。
脂質栄養に注目してきた人がずっと言ってきた
『オメガ3』を摂る利点が
テレビでも放送されるようになりました!
これで、亜麻仁油オイルに注目が集まると、オイル好きが増えそうで私は嬉しいです。
オイルの話は、また。