食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
悩みのたねの小箱

除去食ではなく、陰陽調和させて食べてみる

こちらのカテゴリーでは、お教室でご質問いただいたことをきっかけに、お答えのおベースになるところをお伝えします。お食事の悩みのたねは、人ぞれぞれ。あくまでも一般論の範囲ですので、具体的なところは、個別にお話ししましょう。

◎花粉症:可能性としては、体内の必須脂肪酸のバランスを整えることで、炎症体質が改善すると考えられます。サラダ油やごま油などオメガ6系のオイルを使い過ぎないこと、脂身の多いお肉を食べ過ぎないことです。またトランス脂肪も極力避けます。

◎好き嫌い:なんでも食べてほしいのは親の願いですが、同じ栄養素を含む食材が食べられるならば、置き換えるのも一案です。お腹が空いたときに、みんなで楽しく食べるような場面があると予想外に食べらることもあると聞きます。遠くの富士山を目指しながら目的地を通過点として捉えるくらいが、結果的にはうまくいくかもしれません。

例えば、こんなスープはいかがでしょうあ?じゃがいも、キャベツ、にんじんや白インゲン豆の仲間の手亡豆が入ったスープ。お豆が入ってますが、じゃがいもの食感に近く、区別しにくいほどです。

◎食物アレルギー:除去する考え方もありますが、「いんやん倶楽部」の「陰陽調和の重ね煮」は約30年前から、食物アレルギーを持つお子さんに対応したお食事として支持されてきました。その中で特定の食材をあえて除外せず、陰陽がことなる数種類の食材を調和させて調理することで、だんだんとアレルギーが出なくなる結果を得てきたということです。専門のお医者様に診ていただいているなら、その方と相談しながら少しずつ問題の食材も食べる道筋もあるのではないでしょうか。

 

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九楽佳 Kulaka
PNTトレーナー。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。