食養生コーチ 九楽佳Kulakaの    『たねの音』
〜心と身体の声に耳を澄ます〜
栄養と心の相談

食養生は「娯楽」「五楽」「互楽」〜『五楽』と名付けたら後から意味がついてきた

こんにちは!このサイトへお越しくださり有難うございます。今回は、私の仕事の「屋号」についてです。

野菜素ソムリエになって食の活動を始めたとき「ベジまる庵」と自宅のダイニングルームに名前をつけました。ベジタブルまるごとの恵みをいただくという意味で「ベジまる庵」と名名付けたのです。

しかし、これだとお店を開いていると思われるのです。そこで別の名前を考えたのですが、もともとアルファベットにはしたくなかったので、日本語、漢字からとは思いましたが、なかなか思い浮かびません。

かの有名なブリア・サバランの『美味礼讃』に、美味しい食べ物は五感を呼び覚ませすとフレーズがあります。私はそれがずっと心にありましたので、『五感』をイメージさせるものと考え『五楽』にしました。

音の響きが「娯楽」と同じなのも気に入りしました。食養生はやっていますが、「正しい」食事、強制される食事は嫌いです。食事はその家、その人も「文化」でもあります。いろんな事情で、いろんな形になってます。ですから、健康のためにこれが良いと言っても、あくまでも「娯楽」程度にとどめたいと考えたのです。

美味しいものを我慢して一生を終えるなんて、勿体無さすぎます。食べたいものを体調を気にせずに食べられる状態を作りたいです。ハレの日の食べ物は、たまにあるもの。毎日、ハレの食卓ではバランスを崩しますが、食べたいものを食べる!それが基本です。

さて、その後に出てきた『互楽』。これは、なんと分子栄養学のカリスマ、まごめじゅん先生が「気づいて」下さった意味です。まごめ先生は、栄養相談だけでなく「起業相談」のセッションも行っています。そこで屋号を相談したときに「いいんじゃない。お互いに楽をする意味もあるよね。」

まごめ先生の言葉のセンスは、カウンセラーとして研ぎ澄まされたものがあり、それを見習って精進しようとしている私です。「五楽」について、いろんな人にアドバイスをいただきましたが、やっぱりまごめ先生は冴えてます。

食べ物が、健康的で、旬の野菜たっぷりで美味しく、価格もお手頃、みんな体調が良くて機嫌がよければ、お互いに『ラク』です。病気の看病、看病される側、期間が長いとしんどいものです。私は子どもが病気がちで、自分の時間が持てない時期が長かったです。運動不足とストレスで、私も病気になりました。病気認定の前は、いわゆる「未病」でだるさ、疲れやすさ、根気が続かない、外出が億劫になる、人付き合いもしんどい、こどもと遊ぶにも疲れすぎている状態がありました。

今、思えば、食べるものを変えれば違った時間を過ごせたかも?と思います。時間があれば、「気持ちの持ちよう」も変わったかもしれません。母親は何かと自分を後回しにします。家の外で仕事がない分、24時間、家の仕事が意識的には優先です。体がしんどくて家事が進まないとしても気になっているものです。

そんなわけで『五楽』は、食養生をお伝えする活動にピッタリの名前なのでした。ここまでお読み下さり有難うございました。

家族みんな、お互いラクに過ごしたい方、簡単で時短で身体に良い「食養生」の方法論を提案しておりますので心に留めてくださいね。

2022年5月の食養生教室、入門編です。

フライパンに材料を入れ蓋をして蒸す、という「重ね煮」の調理法で毎日の副菜がぱぱっとできます。

お味噌汁は野菜の旨味でだしいらずです。

 

ABOUT ME
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九楽佳 Kulaka
PNTトレーナー。栄養と心はつながっています。両方を調えることで、やりたいことをガンガンできる人を増やします。巡りを良くして細胞から元気に! 芦屋三戸岡クリニック「食の養生」担当。陰陽調和の重ね煮師範。メディカルタイチのインストラクター。日本幼児いきいき育成協会講師。 合気道初段。スープと梅干しと干し柿作りが得意。